モアレと網点について
網点とは
一般的なオフセット印刷の場合、インキの濃いレベルで色の濃淡を表現することができないことがあります。
その場合、印刷の版に「網点」と言われる非常に細かく点々を作り、この点の大きさなどで濃淡を表現します。よくあるのが新聞の表現を同じに近いと思います。
カラー稲津の場合は、この版のCMYKの4色分を重ねて表現することによってフルカラーが表現できているのです。
※CMYKについて詳しく知りたい方は(RGBカラーとCMYKカラー)をご参照ください。
網点で濃淡を表現していることが、より詳しくわかり場合もあります。
モアレとは
モアレorモワレと言われることは、整列されている模様同士がぶつかって起こした際に発生するパターンということで「干渉縞」とも言われていることもあります。
印刷物の網点は一定の整列した間隔で並んでいることで、印刷することで絵柄などは網点とぶつかってしまい、モアレが発生することもあります。
そして、印刷物の内容によって、他の印刷物をスキャンしたものがある場合、先ほどスキャンした印刷物の網点とぶつかってしまう可能性が高いため、多くのモアレが発生する可能でが高くなってしまいます。
印刷物のモアレも網点が作られなければ、確認できないため、印刷して初めてわかってしまう場合もあり、データで確認することはとても難しいのが実情ですので、注意が必要です。